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メイキング「天国の扉」
 007 | 2001.03 | 「天国の扉」タイトル・デザイン決定! | マッハ55号アンケート
ステロタイププロダクト インタビュー
『天国の扉』オープニング打ち合わせ中の
ステロタイプ山田、児玉両氏(左)、渡辺監督 (右)
 先月のNEWSでの予告どおり、今回の「メイキング 天国の扉」では劇場版予告を制作したデザインユニット、ステロタイププロダクトを紹介する。圧倒的な情報量と破壊的なグラフィックで、見るものに強烈なインパクトを与えるのが彼らの作品の特徴なのだが、この劇場版予告ではどのようにビバップを切り刻み、構築したのか。百聞は一見にしかず。ここで劇場版予告(1分ver.)を公開しているので、ご覧頂きたい。そしてインタビューではちょっとした制作秘話なども語っていただいている。
Q 初めてビバップを知ったきっかけというのはどのようなものだったのでしょうか。
A カウボーイビバップ リミキシーズのポスター(注1)を作成した時でした。その時はまだ観てなくて、それからしばらく経ってから時間もあるし、観てみようかと。それでビデオを借りたら、こんな面白いものだったんだと。まずオープニングにしびれました。サンライズのロゴが出るところとか。
Q ショック受けました?
A メチャメチャ受けましたよ。曲も格好いいですもんねえ。
Q 予告編を作ることになったのは。
A バンダイビジュアルさんの方から、(佐藤)大さんを通じてお話が来ました。
Q 内容についてはお任せ的な感じだったんですか。
A そうですね。その時はもうバッチリ見てて、感じも掴んでいたんで。この機会にまたビデオを借りて全部見直して。
Q 最初に制作されたのは劇場版予告編の3分ver.(注2)ですよね。ダイジェスト版のような、かなり盛り込んだ感じでしたが。
A そうですね。自分の好きなシーンを寄せ集めて、あとは見せ方の順番を守ればいいかなと。3分はわりと長いから音楽でまったり感を出しつつ、ゆるめの曲を使いました(注3)。サントラもすごい充実してて好きな曲もいっぱいあったんで。なんか思わせぶりなものにしようと思ったんですよ。
Q 今回公開されている、1分ver.(注4)の予告編ですが。最初に制作された3分ver.をそのまま短くするんじゃないかと思っていました。曲も同じものを使うんだろうと思いきや、全く違うものになりましたよね。
A ノリ一発で切り直したというのがありました。1分は短いんで、激しめのブレイクビーツを使おうと思って。どっちにしろ、楽曲をベースに考えてましたね。
Q 1分ver.の冒頭に登場するあの『肉なしチンジャオロース』なんですが(笑)。
A 最初のミーティングの時に、実写を織り交ぜながらと言う話があったんで、じゃあチンジャオロースを撮りに行こうと。調理人が中国の人で、なかなか『肉なし』っていう注文をわかって貰えなくて。後で食べましたが、とくに肉がなかっただけでうまかったですよ。
Q 実写とアニメを繋ぐ違和感みたいなものは。
A ビバップは色使いがバキバキしてるじゃないですか。なのでトーンは最初から落とそうと思っていました。できるだけアニメ感を消したかったっていうのがありましたので。でも普段アニメを観ているひとからしたら、見にくく感じるんですかね?
Q どうなんでしょう。ファンの反響が気になりますね。COWBOYBEBOP.COMではオリジナル小説『COWBOYBEBOP U.T.』のタイトルロゴも制作されていますよね。
A ロシア系の主人公っていうことを聞いていたんでああいう感じにしました。今から言うとずば抜けて未来っていうわけじゃなくて、近未来ですよね。なので、そんなにハードなSFっぽいものよりも、今あってもおかしくないようなロゴを、という感じでしたね。
Q そしてなんと劇場版のオープニングにも参加することになりましたね。
A すごいですよね。素直に嬉しいです。
Q けっこうプレッシャーじゃないですか?
A 予告編のほうがプレッシャー感じましたね。尺が長いし、楽曲も自由に選べるし、自由度が高かったんで。映画のオープニングはもう絵コンテができていて、それに沿ってきっちり作っていく。ガイドが見えているんでやりやすそうな気がします。
Q そうですか。それでは最後に劇場版のスタッフと渡辺監督にエールをお願いいたします。
A (コメント待ち)
 どうもありがとうございました。
2001/05/01 ステロタイププロダクト オフィスにて
 「映画の顔」とも言えるオープニングに参加することになったステロタイププロダクト。これには渡辺監督がステロタイプが制作した劇場版予告に感銘を受け、参加要請をしたといういきさつがある。オリジナルのオープニングに「しびれた」と語る彼らが、劇場版オープニングを指揮する沖浦氏(注5)と共に、どのようなものを作り上げていくのだろう。また一つ、劇場版の楽しみが増えた。
 劇場版予告(1分ver.)をご覧いただけます。
QUICKTIME MOVIE QUICKTIME MOVIE
240×180(サイズ大)
約8 MB
160×120(サイズ小)
約4.8 MB
REQUIRMENTS
ご覧いただく為にはQuickTimeプラグインが必要となります。
インストールされていない方はこちらより入手してください。
QuickTime 4
STEREOTYPE PRODUKTS
(ステロタイププロダクト)
映像制作、グラフィック、ファッションブランドなど、様々な活動を意欲的に行っているデザインユニット。最近ではPVの制作依頼も増えてきたとか。

http://www.stereotype.ne.jp/
映像
宇多田ヒカル
「For You/タイムリミット」
TV SPOT(2000)
BMG JAPAN
「ダンスパラダイス」
TV SPOT(2000)
MANGA HEAD
「目のまえのつづき」
PV (2000)
高橋幸宏
PV(2000)
etc...
グラフィック
PlayStation2
「IQ RIMIX+」
ジャケットデザイン(2000)
THE STAR CLUB
「Trigger−起爆剤」
CDジャケット(2000)
etc...
ファッション
ASYURAのブランド名で、ストリート/クラブ・ファッションを展開。日本のみならず、海外でも高い評価を受ける。TAKEO KIKUCHIとのコラボレーションなども積極的に行う。
(注1)COWBOY BEBOP remixes music for freelanceの宣伝用として作成されたポスター
(注2)アニメ専門CSチャンネル『アニマックス』で放送され、一時ファンの間で話題なったこの3分ver.は、バンダイビジュアル(株)より発売のシングル(8cm)DVD付き前売券に収録されている。
(注3)ちなみに使用された楽曲はPiano Black (Ian O'Brien Remix)(『COWBOY BEBOP remixes music for freelance』収録)、STELLA BY MOOR 、BLUE 、call me call me(いずれも『COWBOY BEBOP O.S.T. 3 BLUE』収録)の4曲。
(注4)パッケージとしては劇場版『エスカフローネ』のビデオに特典として収録されている。
(注5)沖浦氏は昨年公開され、国内外で話題となった劇場用アニメーション作品「人狼〜JIN-ROH」の監督を務めている。VHS、DVDはバンダイビジュアル(株)より発売中。
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